3 がんと診断され、「何かの間違いではないか」「何で自分が」などと考えるのは自然な感情です。 しばらくは、眠れない、食欲がない、集中力の低下など、不安や落ち込みの強い状態が続くかもしれません。そんな時は、無理に頑張ったり、平静を装ったりする必要はありません。 不安や落ち込みを「ひとりで解決しなくては」と我慢してしまう方もいるかもしれませんが、今の気持ちを誰かに伝えることで不安や落ち込みがやわらぐこともあります。 大切なご家族ががんと診断され、受け入れられない思いや、混乱したりすることはごく自然なことです。 そうした中で、「自分がつらくても、本人はもっとつらいのだから、我慢しなくては」と気持ちを抑えてしまう場合も少なくありません。その結果、様々な不安や気持ちの落ち込みが続いてしまう方もいます。 こうしたことから、ご家族は、精神的負担がかかる「第二の患者」とも言われています。ご本人ができるだけ安心して治療に臨めるよう、ご本人の気持ちに寄り添い、一歩一歩進んでいきましょう。患者さんの気持ちや希望を理解する・尊重する情報とうまく付き合う家族や自分自身も大切にする1 不安・悲しみ・怒りなどの感情がわき起こることは自然2 つらい気持ちを誰かに話してみましょう1 家族は「第二の患者」2 がんになったご本人とあなたを支える3つのヒントな心の反応ですヒント1ヒント2ヒント3「がん」と告げられたら家族が「がん」と告げられたら
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