減塩のススメ ~調理・調味編~
せっかくの食材も、味を濃く調理したり、調味料を使いすぎると素材の味や香りが感じにくくなってしまいます。ちょっとの工夫で、味を損なわず減塩することは難しくはありません。いくつかポイントを参考に減塩生活始めてみませんか?
温かい料理は温かいうちに! 冷たい料理は冷たいうちに!
味覚は、味付けだけでなく、温度でも感じ方が違います。美味しいうちにいただくのがオススメです♪
香辛料を上手に使う!
コショウ、七味唐辛子、わさび、からし、カレー粉などは自宅に常備してある家庭も多いはず。香辛料を使うと塩味が少なくても美味しくいただけます。
レモンや酢の酸味をプラス!
酸味を利用すると、少ない塩分でも美味しく食べることができます。
レモン、ゆず、すだちなどの柑橘類は香りも豊かで、マンネリ化した料理にも変化がでます。
また、梅干は少量でパンチのある味になります。但し塩分が多いので使いすぎないように!
「かけ醤油」より「つけ醤油!」
お浸しを食べるとき上から醤油をかけている人は、別の小皿に少量の醤油をとり、一口分ずつ醤油をつけて食べると、少ない醤油でも味を感じやすくなります。
食卓で使う調味料は減塩○○○がオススメ!
料理に加える調味料は普通の醤油。でも、食卓用は「減塩醤油」や「手作りだし割り醤油」にすると塩分がグッと少なくなります。
漬物にご用心
漬物は、冷蔵庫や冷凍庫がない時代に先人の知恵で出来た保存食。しかし、保存が利くということは、塩もかなり使っているということ。塩分が少ないと菌が繁殖してしまうので、どうしても塩分は高くなります。東北では大量に漬物を漬けている家庭もありますが、毎食食卓に出さない、食卓に出すときは豆皿に少量盛って出すなど工夫すれば、食べすぎを防ぐことが出来ます。また、浅漬けだからと安心するのは禁物!薄味だとたくさん食べる傾向があり塩分とりすぎにつながります。
香り野菜を上手に使う!
葱、大葉、生姜、にんにく、みょうが、三つ葉、ハーブなどなど、香りの強い野菜を使うと、料理の味にも変化がでて、薄味でも美味しくいただくことができます。
また、香りは食欲増進、唾液の分泌を促す効果もありますので、食欲の出ない時期などもオススメです。